三笠会館ものがたり
EPISODE
17
「編集後記に寄せて」
おかげさまで、「三笠会館ものがたり」は第16話をもちまして、無事に完結の時を迎えることができました。
第1話から長きにわたりお付き合いいただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
蛇足になるかもしれませんが、この番外編にて編集後記を添えさせていただきます。
よろしければ、あともう少しだけお付き合いください。
101番目のストーリーの願い
この連載を書きたいと思ったきっかけは、創業100周年記念誌『MIKASA KAIKAN 100のストーリー』の発行でした。
本には書ききれなかった物語、そして今この瞬間も生まれ続けている想いを、言葉にしておきたいという願いでした。 それは、100年の歴史を刻むだけでなく、その先にある「101番目のストーリー」へとバトンを繋げたいという思いでもありました。
当初は短く書き添えるつもりが、思いのほか、長い連載となってしまいました。
執筆にあたり、創業者の善之丞が遺した社内報『るんびに』や著書など読み耽る中で、私はいつしか善之丞や友野と対話しているような、不思議な感覚に包まれていきました 。
受け継がれる三笠会館のDNA
物語を辿る日々の中で改めて胸に響いたのは、多くの従業員たちの努力と、お客様からの温かな応援の数々でした。 人々の優しさと強さ、そして一日一日の積み重ねこそが、今日までの100年を支えてきたのだと、深い感謝の思いでいっぱいです 。
私自身、三代目の善樹の秘書として、また四代目の辰哉の腹心的ポジション(辰哉曰く)として、誰よりも間近で二人の哲学や思いに触れてきました。
その経験を通じて確信したのは、創業者夫妻のDNAは形を変えながらも、三代目、四代目をはじめ、現在の三笠会館の中に、今も変わらず脈々と受け継がれているということです 。
「食文化を通して感動と幸せの時間を創造し続ける」
この灯は、時代とともに姿を変えながらも、次の100年を明るく照らし続けていくことと信じています。
いつかまた、この「三笠会館ものがたり」の続きを、皆さまと共に開ける日を楽しみにしています 。
本当に、ありがとうございました 。
追伸
ものがたりの写真探しに奔走してくれた入社一年目の村田さん、そして、支えてくれた竹島さん、ありがとうございました。
この機会をいただき、拙い文章を温かく見守ってくださった善樹前会長、辰哉社長に、心より感謝申し上げます。
2026年3月18日
『三笠会館ものがたり』 編集後記に寄せて
原野 弘子

三笠会館 創業100周年記念本のご紹介

『MIKASA KAIKAN 100 三笠会館100のストーリー』
銀座から食文化を発信し続けて100年。
本書は創業100周年記念に制作した、
三笠会館の軌跡と未来をたどる一冊です。
時代ごとに新たな食のスタイルを切り拓き、銀座から世界へ。
三笠会館の100の物語をお楽しみください。
三笠会館を愛するすべての方に贈る、永久保存版の記念書籍です。
【三笠会館グループ各店】または【オンラインショップ】にて
お求めください。
書名:MIKASA KAIKAN 100 三笠会館100のストーリー
判型・仕様:B5変形(230×190mm)
全96ページ/オールカラー
価格 :3,300円(税込)
